文理のこうさてん

人文科学と自然科学のこうさてんを目指していきたい。

目標設定と定量化は成功の鍵

実は前インターン先(プログラミングスクール)で顧客評価第一位をとったことがあるんだが、その時に熱心に取り組んでいたのが「目標設定」と「定量化」である。一週間に一回は誰かに聞いてもらうなどして目標を見直していた。この半年間、「目標設定」と「定量化」をすることの重要性について、ひしひしと感じているので書いてみた。

 

目標設定とは?

目標設定とは、「自分が何かに取り組む際に、達成したいこと」のことを指す。例えばサッカークラブに所属している少年が「今日はリフティングを100回するぞ!」と決めることも立派な目標設定だ。しかしながら、この目標設定が下手な人が意外と多い。多くの人は目標を定量化していない。以下、定量化について話しながら良い目標設定と悪い目標設定について見ていきたい。

 

定量化とは? 

定量化とは、「客観的にみて目標を達成したことがわかる指標」のことを指す。例えば、以下の二つの指標のうち、定量的な指標はどちらだろうか?

  • 明日のテスト頑張る。
  • 明日のテストで80点以上取る。

上記のうち、テスト後に客観的に見て目標が達成したとわかる指標は後者である。

前者だと、「一体何を持って頑張ったと言えるのか」がしっかりと定義されていないため、振り返ったに自分が目標を達成したのかわからなくなってしまう。逆に後者であれば、「80点」という指標があるため、80点以下なら目標達成失敗、80点以上なら目標達成と、客観的に見て判断することができる。

  

大きな目標を立てる

目標設定と定量化をすれば、物事を成し遂げやすくなる。まず最初にすることは「大きな目標」を立てることだ。例えば、センター試験を受ける受験生の例を考えてみたい。

 

自分が国立大学合格を目指す受験生で、目指している国立大学の足切り(国立の二次試験を受けることができない、センター試験の最低点)を超えなければいけない、という状況に立った時、どのような目標を立てるのが適切だろうか?

  • センター英語でいい点を取る

を目標に掲げるのはナンセンスだ。前述の通り、「定量的」でないため、客観的に目標の達成を確かめることができない。さらにそれだけでなく、大きな目標が定量化されていないでふわふわとしていると、それを達成するための目標を立てることができなくなる。以下のような目標を立てるのが理想である。

  • センター英語で180点を取る。

 

大きな目標を達成するための小さな目標を立てる

次は上記目標を達成するための小さな目標を立てていく。センター英語は発音・アクセント問題(14点)と文法・語法問題(44点)、長文問題(142点)に分かれる。ここでは、以下のような目標を立てるのが良い。

 

センター英語で180点を取るために

  • 発音・アクセント問題で10点をとる。
  • 文法・語彙問題で40点を取る
  • 長文問題で130点を取る。

 

このように目標が立っていれば、例えば模試の際などに自分が目標を達成しているのかどうか客観的に確認することができる。また、「長文問題」の比率が圧倒的に大きいため、自分の限られた勉強時間の中で何を勉強すればいいかがわかり、優先順位を立てることができるようになる。

 

小さな目標を達成するための作業を決める

次にやることは上記小さな目標を達成するための作業を確認することだ。例えば「長文問題で130点を取る」ためには何をすればいいだろう。

 

例えば現状、長文で40点しか取れていない状況だとして、かなり有名かつ良書な問題集Aに取り組むことにする。こうした場合、センター英語で180点取るという目標を達成するために立てた小目標、「長文で130点をとる」を達成するために、問題集Aをやり終えるという目標を立てることになる。

 

作業を定量化する。

ここが意外と見落とされがちな気がするんだけど、ここでしなければいけないことは、問題集をいつまでに終わらせるのか。そのために毎日何をするべきなのかをしっかりと定義することだ。

 

以下の手順で上記を定義していく

  1. 問題集の総量を確認し、どれくらい時間がかかりそうか見積もる。
  2. 自分に与えられた時間を確認する。
  3. 1で見積もった時間と2でも積もった時間を参考に、どれくらいまでに問題集を終わらせるかを決める。
  4. 一日どれくらい作業すればいいのかを決める。

上記作業をすれば、例えば「一日30P、二時間かけて終わらせる」というように作業を定量化することができ、目指すゴールが明確になる

 

目標設定と定量化は物事を成し遂げるための鍵

何かを成し遂げたい場合は以下の二つを意識するといい。

  • 的確な目標設定
  • その目標の定量

仕事とか色々なことに失敗する人は、大体目的意識を持っていないし、目標を定量化することができていない。このような状態で何かに取り組むことは、ゴールがないマラソン大会でひたすら走り続けることと同じだ。

 

逆に目標と一日一日のやるべきことさえしっかりとしていれば、一日ごとに目標を達成したという喜びを感じることができ、また自分はゴールに近づいているんだという感覚を持つことができる。そして着々と計画的に目標に到達することができる。

 

自分もまだまだできていない部分が多いとは思うから意識していかないと。。あと最近は直感も非常に大事だと思っていて、計画からそれることの重要性もひしひしと感じているんだけど、それはまた今度。